数年前から世界で話題のサイレントインベージョン。孫子の兵法とはどういうものなのか知った上で警戒しよう。
「著者」は?
中国春秋時代(紀元前500年ごろ)の軍事思想家
孫武(そんぶ)
「戦わずして勝つ」という戦略思想、戦闘の防勢主義と短期決戦主義、またスパイの重要視など、軍事研究において戦略や戦術、情報戦など幅広い領域で業績を顕し、ベイジル・リデル=ハート、毛沢東など、現代の軍事研究者、軍事指導者にも重要な思想的影響を与えた。その軍事思想は航空技術や核兵器など、古代に想定できなかった軍事技術の発展した数千年後の現代においても有効性を失わず、今なお研究対象とされている。
Wikipedia
(実際に孫武が存在していたのかは不明とされている。)
「孫子」とは
孫子(そんし)
- 孫武が書いたとされる兵法書のこと。
- 孫武の尊称。
- 孫武の子孫とされる孫臏の尊称。
「孫子」という人の名前だとおもってたけど、「◯様」みたいな感じなのね。そして本のことも指すのね。
「兵法」とは
兵法(へいほう、ひょうほう)
軍学・兵学など、戦術の学問。
日本にはない学問だね。海外にはあるってきいたよ。
「孫子の兵法」とは
孫武が書いたとされる書物
今でも軍事戦略(アメリカ・中国など)で研究されているほか、経営やスポーツなどの戦略にも利用されている。(ビルゲイツ・武田信玄など)
孫子の兵法の教え
- 負けないように万全に備えること。
- 情報収集を分析を徹底的にする。
- 勝てない戦いは絶対にしない!
- 勝つための戦略計画をたて、準備を調える。
- 将軍に能力があれば、チャチャを入れず従う。
- 勝利の条件を調えるまでじっと待つ。
- チャンスがあれば素早く刺す!
- 相手を欺く(騙す、油断させる)
- 数学的思考を取り入れる。(広さ、数などの事実)
- パターンをいくつも準備しておく。
戦争は基本反対。しかし絶対なくならない事をしるべし。ゆえに軍事力は必要である。(反戦・非武装中立の論は成り立たない。備えること。)そして、政治力と軍事力は表裏一体の関係であり、国を守る主体者は誰かを見極めること。そして確実に勝てる状況になるまでジッと待つ。最終、民衆が納得する戦い方で確実に勝つ。
構成(十三篇まで)
一章 計篇
戦争する前に考えること。
「五事」
道 (全員が同じ方向を向いていること)
天 (天候などの自然環境)
地 (地理的条件)
将 (指導者の力量:智/信/仁/勇/厳が揃っていること)
法 (ルール)
「七計」
1.敵味方、どちらの君主が人心を把握しているか
2.将軍はどちらが優秀な人材か
3.天候・地形はどちらの軍に有利か
4.軍規はどちらがより厳格に守られているか
5.軍隊の能力はどちらが強力か
6.兵隊の訓練は、どちらがより行われているか
7.信賞必罰はどちらがより明確に守られているか
兵とは詭道なり
- 自分に能力があっても無能なように見せる。
- 利益を欲しがっているときは、それを餌に誘い出す。
- 相手が混乱している時に隙をつく。(裏をかく)
二章 作戦篇
作戦をたてる。
・コストを削減するため、短期決戦を心がける。
(だらだらしない。すぐ相談・逃げる・方向転換)
・勢力を拡大する。(人脈)
三章 謀攻篇
謀:攻撃するより策略が大事。
- 強引に戦わず、策略をねり外交で戦わずに勝つ。
- 指示する人は一人にする。
- 敵と自分を知る。
- 世論戦
- 心理戦
- 法律戦
四章 形篇
形:守備を固める。
- 勝つよりも重要なのは、絶対に負けないようにすること。
- すきができた時に、すかさず攻撃するための準備をする。
- 根性論では戦わない。
- 自分磨きを怠らず守備を固める。
- ギリギリの戦いはせず、勝利を確定してから動く。
五章 勢篇
勢:攻めるときは勢いが大事である。
●チーム戦で勝つ。
人を導く。
(少人数部隊編成などの戦略、指揮系統がしっかりしていること)
- 目的・役割・賞罰をしっかり提示する。
- はじめは正攻法で、その後奇策を混ぜることで人を動かす。
- 体力を温存して、チャンスがきると一気に動く!
- 分析する➡️ワナをしかける➡️ワナにとびついたら、敵の裏をかく。
六章 虚実篇
虚実:敵を操る。
- 情報を集めて、自分が有利な状態にする。
- 相手が望んでいる事を利用する。
- 相手の味方がなくなるように仕向ける。
- 弱点を攻める。
- バレないように動き、無形の策略で一気に動く。
七章 軍争篇
軍争:素早く仕留める。(時間をかけてはいけない)
- 有利な位置を先にとる。
- 臨機応変に対応。(風林火山陰雷)
- 弱っているところをつく。
- 追い詰めすぎない。(トドメをささず、利をとる)
- 敵に勢いを与えない。
八章 九変篇
9つの注意点
- 足場の悪いところにいてはいけない。
- 2人敵がいたら、どちらかと手を結ぶ。
- 敵地には長居しない。
- 3つの弊害があれば、一旦引き下がる。
- 3つの弊害プラス、追い詰められたら、必死に戦って脱出する。
- 不利な道は通らない。
- 攻撃してはいけない敵がある事を知る。
- 攻めてはいけない城がある事を知る。
- 奪ってはいけない土地があることを知る。
将に五危あり(上に立つものの注意点)
- つっぱしる
- 人のせいにする
- 短期
- 清廉潔白
- 優しいだけのもの
九章 行軍篇
軍の進め方の法則を理解する。
- 自分にとって不利な敵とは戦わない。
- 不利なところで戦わない。
- 健康には気をつける。
- 近づいてはいけない地形(6種)に敵を誘い込む。
- いつもと違う行動をとる人には注意する。
- 信頼関係を築いてから、注意する。
十章 地形篇
6つの地形での戦い方を解いています。
十一章 九地篇
呉越同舟:敵同士でも共通の敵が現れると手を取り合える。
十二章 用間篇
スパイ(間)をつかい徹底的に情報を得ること。
- 郷間 敵国の民間人をつかう
- 内間 敵国の官僚をつかう
- 反間 敵国の諜報員を使う
- 死間 ニセの情報を流す
- 生間 敵国にスパイを潜入
反間 敵の情報員を手なずけて逆用する
ぎゃくよう【逆用】
●ある目的のための物事を、それとは反対の目的に利用すること。一方が利用しようとねらった事物を、それより早く相手方が利用すること。「法を逆用した行為」。
相手を知り、自分を知れば ➡️ 負けることはない。
相手を知らず、自分を知る ➡️ 五分五分の勝敗。
相手を知らず、自分も知らず ➡️ 必ず危険に晒される。
敵と味方の両方の情報と、状況を的確に把握・分析し、確実に勝てる時に仕掛ける。そのための戦略計画は、綿密にたて実行にうつす。
十三章 火攻篇
火がつく=感情で戦ってはいけない。冷静に戦う。
注)感情を出して、信用を失わないこと。感情を出して今までの努力を無駄にしない。
- 兵をやく
- 食べ物を焼く
- 仕事道具を焼く
- 金を焼く
- 道を焼く
火攻めの対応方法を解いています。
まとめ
「孫子の兵法」によると、相手を知る為にスパイを忍ばせることは当然。
海外には、それに対応する重い法律が存在します。しかし、日本にはそういった法律は存在せず、産業スパイなどの法律で対応するしかないという状態です。
「国家秘密に係るスパイ行為等の防止に関する法律案」が一度自民党にて立案されたことがあったようだが、当時の野党(今も野党)やマスコミや日本弁護士連合会などの猛反対によって廃案にされたようです。(自民党の内部にも反対者あり)
マスコミ、新聞社、政治家、経済界、芸能界、官僚、検察、法曹界、などのあらゆる団体の中にいると言われていますが、どれぐらいいるのだろうと考えると恐ろしいです。
2020年、日本のマスコミ(毎日新聞)にも多額のチャイナマネーが入っていると、海外メディアで報道されていた。日本でスパイは犯罪ではない為、お金をもらって堂々とできる。官邸記者クラブ内に入ってる記者の中にも沢山いるでしょう。
そして、私の肌感覚として「SNSやマスコミ、議員、官僚の工作活動」が勢いを増しているように感じます。
ある種の勢力が力を合わせて。日本の弱体化をすすめているように思えてなりません。マスコミがSNSでトレンドをつくり、SNSで執拗に拡散する反日サヨク民達。そしてそれをネタに国会で質問する立憲民主党等の議員。更に、その国会質問をテレビで放送して、世論を誘導するマスコミ・・・。
国民の為に働け!
みなさん、平和な言葉や反対できないようなものを利用して、同調圧力をかけてきますので、のせられないよう気をつけましょう!
そして、「孫子の兵法」を学んで相手のやり口を知り、民間の私たちも一丸となって国を守っていきましょう!