「日本のLINE利用者の画像・動画全データ、韓国で保管」という記事で
(2021年3月17日 19時09分)大騒ぎとなりました。データサーバが海外にあるとどうして困るのか調べました。
結論
何らかのトラブルや犯罪捜査に巻き込まれた場合、クラウド上のデータは捜査当局によって差し押さえられる可能性がある。その際、海外にサーバがある場合は、その国の法律によって処理される可能性がある。
なるほど、だから重要なんですね。これは大変だ!
経緯
問題になった記事
日本のLINE利用者の画像・動画全データ、韓国で保管https://t.co/b8zBflnsFO
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) March 17, 2021
LINEトークに投稿された画像・動画が韓国のサーバーに保管されていました。同社は、現行のプライバシーポリシーではそうした状況が十分伝わっていないとして記述を見直す方針で、データ移転も検討しています。 pic.twitter.com/shDZ05By7c
記事によると・・・
「日本のLINE利用者同志の「トーク」に投稿されたすべての画像と動画を、韓国で保管している」という事が「朝日新聞の良心」と呼ばれている峯村健司 記者によって明らかになった。データのアクセス権限は、LINEの子会社「LINEプラス」(韓国)の社員が持っており、のちの記事で中国企業の技術者からもアクセス可能な状態であったことが報じられた。
LINE、中国に情報漏れうる実態 識者「重大事案だ」 https://t.co/kGArmZ2k7j
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) March 16, 2021
中国の4人に接続権限 LINE「日本に人材おらず」https://t.co/nNktC0Cavk
— 朝日新聞デジタル@金のデジモ (@asahi_gdigimo) March 16, 2021
無料通信アプリ「 #LINE」利用者の #個人情報 に、中国の関連会社からアクセス可能だったことが取材で分かりました。厳格な管理が求められる個人情報をめぐり、危うい実態の一端が明らかになりました。 pic.twitter.com/GJTM6MLw2u
「LINE側の説明では、同社の中国・上海にある関連会社に所属する中国人技術者4人が、内部の調査で少なくとも日本国内に個人情報が含まれるデータベースに計32回接続していた」とのこと。
疑いは無限大!!!💢
LINEの社長が謝罪
LINE 出澤社長が会見冒頭で謝罪
— ニコニコニュース (@nico_nico_news) March 23, 2021
「ユーザーの皆さまからの信頼を裏切ることになったことを非常に重く受け止めている」
LINE株式会社 記者会見 生中継☟https://t.co/d3siOaRwLy
会見では、今回の件の問題点、LINEの海外でのデータ管理のあり方について説明される。 pic.twitter.com/6gW7jGJviP
朝日新聞によるLINE社長記者会見生中継はこちらです
— うさぎますく🐟Media Watcher🏠 (@usagimaskchan1) March 23, 2021
俺たちの峯村さんの登場と鋭い質問に期待!#峯村砲
LINE社長、午後7時半から会見https://t.co/BNvX11vULG
しかし、スクープした峯村さんの質問には応じず。
本日、LINE社は弊社の質問をすべて遮りました。読者の皆様に代わり、その代償を払わせます。しばしお時間をいただければ幸いです。
— 峯村 健司 / Kenji Minemura『潜入中国 厳戒現場に迫った特派員の2000日』重版御礼 (@kenji_minemura) March 23, 2021
LINE記者会見、LINE問題のスクープ記事を書いた峯村健司・朝日新聞記者をガン無視 峯村健司氏「同僚と二人で最初からオンライン中も司会者に向かって手を挙げ続けました。他社は複数指名されているのに、弊社はゼロでした」 https://t.co/c24c5ZQDIM
— アノニマス ポスト ニュースとネットの反応 (@anonymous_post2) March 23, 2021
こちらが内部告発を呼びかける記事。情報提供をお待ちしております。#峯村砲https://t.co/de9YdDEZeb
— 峯村 健司 / Kenji Minemura『潜入中国 厳戒現場に迫った特派員の2000日』重版御礼 (@kenji_minemura) March 24, 2021
内部告発を呼びかけている。👆
まとめ
今回のサーバーが海外にある問題点は、中国や韓国の法律でサーバが参照される可能性があることです。実際にどのような情報がとられていたかなどは、外からは調査できないので公表されなければ事実はわからない。
実際、数年前から「LINEの会話がなぜ週刊誌に漏れてるの?」などといった声が多く、もしかすると漏れていた可能性も排除できない。
そして、やはり恐ろしいのは日本の法律が届かない所に、日本人の個人情報があること。これらの情報を使えば、所有者を脅すなどの犯罪行為のネタにもなる。カメラやマイクも連携されており位置情報もわかるため、スパイ活動をするのには最適であろう。Facebookアカウントでのシングルサインオンを登録していると、人物が紐付けされているし、さらにTwitterの電話番号と紐付けされるようなことになれば、恐ろしいことになるだろう。
【LINE会見】
— ピーチ太郎2nd (@PeachTjapan2) March 23, 2021
甘利明「社長も言っていたが、中国の【国家情報法】の成立以降の認識が甘かった。国家情報法は中国から命令されれば全てデータを差し出す法律で、国内外の中国人・中国系企業は拒めない。ただ、これで”LINEを潰せ”となってはいけない。今日の会見で示した通りに対応をして貰う事が大事」 pic.twitter.com/9MAvjSXbPW